青田巡回

e0317698_15011080.jpg
e0317698_15012363.jpg
 今日(7月12日)は、野中地区の青田巡回の日でした。
 県普及所から沼沢指導員に来て頂いて、現地で各ほ場を調査してもらい、生育状況、穂肥の時期、量、病害虫防除について分かり易く説明してもらいました。

 実は、私、本格的に稲作りを今年初めてやっています。
 →60の手習い!
 「えっーーー!」て驚かれますが、本当なんです。
 昨年までは、85歳の父がずっと稲作りをしていて、私は、田植えと、稲刈りの時に機械に乗っているだけで、田んぼのことはさっぱり分かりません。
 今年は、苗づくりから父は関与しなくなり、今まで全て私がおそるおそるやっているところです。

 今年の私の稲は、草丈(60㎝)、葉の色(43)はまずまずですが、茎数が足りない(20本)、とのこと。
 他の田んぼと比べて、「薄いな。」と思っていましたが、その通りでした。
 早く田植えをしたほ場より私の稲は進んでいて(幼穂2ミリ)、草丈からも、直ぐに穂肥を行ってもよい(1回目1,5キロ、2回目10日後2キロ)とのことで、明日以降忙しくなります。
 稲作り1年目、秋に向けて、もう少し。まだまだ気が抜けない日々が続きます。

 タイミング良く今日、評論家で、国士舘大学客員教授・小浜逸郎氏から「新」経世済民新聞のメルマガが届きました。
 田中角栄氏の功績を振り返り、今日本国がしなければならないこと、足りないことを指摘してました。
 ちょうど昨日私のブログに田中角栄元首相のことを書いたばかりでしたので、ご紹介します。


「角栄の政治家魂を復権させよう」
From 小浜逸郎@評論家/国士舘大学客員教授


西日本を襲った豪雨は広域にわたって
大被害を及ぼしました。
不幸にして亡くられた方たちに
心よりお悔やみを申し上げるとともに、
被災者の方たちが一刻も早く立ち直って
くださることをお祈りいたします。

今回の災害では、これまでにも増して、
インフラの未整備や経年劣化したインフラの
メンテナンスを怠ってきた行政の怠慢が
露呈しました。
長年の間、緊縮財政に固執してきた財務省
による人災の面が色濃く出たと思います。

ところで、田中角栄と聞くと、みなさんは
どんなイメージを思い浮かべますか。
ロッキード事件、田中金脈、日本列島改造論、
今太閤、目白の闇将軍などいろいろあります
が、概してあまりいいイメージを抱かれてい
ないと思います。

しかし総理大臣以前、1950年代から70年代
初めにかけての衆議院議員や閣僚時代、
田中の政治家としての活躍には目覚ましい
ものがありました。

衆議院議員としては、何と100本を超える
議員立法を成立させています。

その主なものは、
建築士法
公営住宅法(これは日本住宅公団設立のため
の基本法です)
道路法全面改正
道路港湾空港の整備のための特別会計法
二級国道制定による国費投入の範囲の拡大
道路審議会の設置による民意の反映
道路整備費の財源等に関する臨時措置法(こ
れは道路特定財源の獲得を意味します)

また閣僚時代には、
社会基盤整備にかかわる通産省、建設省、
運輸省、郵政省などに強い影響力を及ぼし、
政治主導による官僚統制の原型を
作り出したのです。
大蔵大臣時代に豪雪被害に初めて災害救助法
を適用させたこともその大きな功績です。
その後、この官僚統制の型はすっかり崩れ、
財務省が実権を握ってしまいました。

こうしてみると高度成長時代の実現を、
インフラ整備の面で制度的に支えた田中の、
政治家としての実力がいかに大きかったか
がわかろうというものです。

もちろん、こうした大きな力を振るうには、
巨大な金脈を作り出し、それを存分に用い、
あらゆるコネを利用し、法的には、
ずいぶん危ない橋も渡ったことでしょう。
そのことをいいとは言いませんが、
そうしなかったら日本の成長と繁栄が
なかったことも事実です。

また彼の活躍した時代には、
官僚に勝手な真似をさせず、
国民の豊かさの実現のために彼らを
思い通りに使うことができたのです。
政治家と官僚とはシーソーのようなもの。
本当に国民のためを思う力ある政治家が
その気になって官僚を統制すれば、
官僚は言うことを聞くものです。

ちなみに安藤裕議員率いる
「日本の未来を考える勉強会」が、
このたび安倍首相に素晴らしい提言を
しましたが、
安倍首相がこれをまともに受け取って、
財務官僚を抑えることを切に望みます。

さて一方には、田中金脈問題を執拗に追い、
「巨悪」なるものを暴くことに信じられない
ほど情熱を注いだ作家がいました。
ご存知、立花隆氏です(『田中角栄研究』)。
全二巻にまとめられたこの分厚い本では、
角栄の金脈や人脈を追いかけるばかりで、
驚いたことに、彼の政治的手腕をどう評価
するのかについてはただの1ページも記され
ていません。

この本は、戦後の政治権力者の「道徳的な悪」
を暴く仕事の嚆矢と言ってもよいもので、
民衆のルサンチマンを煽る悪い風潮を
作り出しました。
今でもこの風潮が根強く残っていることは、
近年流行の政治家・官僚の引きずりおろし
ごっこを見ても歴然としています。

政治家や官僚はもちろん公人として
高い道徳性を要求されますが、
そのことだけで政治家を評価して、
国民のためにどんな政治的手腕や才覚や
視野の広さを行動によって示したか、
という肝心の点に目がいかなくなってしまう
のは困ったことです。

「清廉潔白」は政治の理想かもしれませんが、
現実の政治とそれを取り巻く世界とは、
猥雑さに満ちています。
複雑な社会でものごとを通そうと思ったら、
理想通りにはいかないことは、
大人なら誰でも知っているはず。
民衆のルサンチマンを満たすために、
道徳の名を借りて政治の本質から目をそらす
ことは、たいへん下品でけち臭いことです。

今回の大災害で、どんな理屈を垂れようが、
緊縮などと言っている場合ではなく、
インフラ整備、インフラ・メンテのために
早急に予算を増額すべきことがはっきり
しました。
転ばぬ先の杖(もう転んでいるのですが)が
何より大事であることを
角栄は「土建屋」の直感で知っていたのです。
角栄の政治家魂を復権させましょう。


【小浜逸郎からのお知らせ】
●新著『福沢諭吉 しなやかな日本精神』
(PHP新書)が発売になりました!

http://amzn.asia/dtn4VCr
『日本語は哲学する言語である』が
まもなく徳間書店より刊行になります。
●月刊誌『Voice』6月号
「西部邁氏の自裁死は独善か」
●『正論』8月号(7月1日発売)
「日大アメフト報道の短慮」
●『正論』9月号(8月1日発売予定)
「戦後リベラル隠し砦の三悪人・丸山眞男、
柄谷行人、中沢新一」
●『表現者クライテリオン』9月号特集
「ポピュリズムの再評価」(仮)の座談会に
出席しました。(8月15日発売予定)
●ブログ「小浜逸郎・ことばの闘い」
http://blog.goo.ne.jp/kohamaitsuo



by masahirogenki | 2018-07-12 15:32 | 思うこと
line

専業農家と横手市議会議員をやっている佐藤誠洋です。


by 佐藤誠洋
line