新潟大学同窓会・秋田県支部

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 週末は、新潟大学農学部同窓会・秋田県支部の総会、懇親会があり、出席してきました。
 年2回ありますが、ほとんど欠かさずに参加しています。
  「面白いから!」です。
 この会は、公務員が多いのですが、様々な業種、年代が揃い、一人一人の「近況報告」が実に面白いんです。
 「産・学・官・金融・悠悠」の交わりなので、お互いに抱えている問題が解決するかもしれない、という兆しが見えてくることもあります。
 「種苗交換会が横手市で開催されたら、またなにかやろうか。」という盛り上がりで〆ました。

 今日の三橋、
 私も日頃より「インバウンド成長論に疑問だったので、まさしく私の代弁です。」

 「日本国民が国内観光に行ける国を望む」
  From 三橋貴明


【今週のNewsピックアップ】
日本国民が国内観光に行ける国を望む
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12386683998.html
続 日本国民が国内観光に行ける国を望む
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12387074486.html

二十世紀後半、日本の工業製品が
世界を席巻しました。

日本発の高品質の製品が
世界中に輸出され、
メイドインジャパンが
「高品質製品」の代名詞
にすらなったのです。

なぜ、当時の日本製品が
世界に受け入れられたのか。

グローバル市場を意識した
製品開発をしたから、
ではありません。

品質に煩い消費者が何千万人と
存在する国内市場でもまれ、
選別され、競争し、排除され、
生き残ってきたからです。

日本製品が世界的な競争力を持ったのは、
国内市場で品質が磨かれ、
洗練されたためなのです。

「日本でしか生産できない製品」

だからこそ、メイドインジャパンが
ブランド化したわけでございます。

その後、二十一世紀に入ると、
いわゆる「グローバルスタンダード」
が世界市場を席巻し始めました。

グローバルスタンダードとは、
「仕様」を守りさえすれば、
どこの国で生産しても
「同じ品質」の製品になりますよ、
という話です。

特に、ITやNC工作機械の発展が、
「どこの国で生産しても同じ」
を実現しました。

となると、当然ながら
「より人件費が安い国」に、
生産拠点は移っていきます。

愚かなことに、日本企業も
グローバルスタンダードの波に
乗りました。

結果的に、日本国内の
賃金水準は低下を続け、

「別に日本製品でなくても、
 他の国で作った日本企業の製品
 であれば同じ品質、かつ安い」

という、自分の首を自分で締める
愚かな路線を進み続けたわけです。

結果、日本国民は貧困化しました。

しかも、国内で技術投資や設備投資、
公共投資におカネを振り向ける
こともなくなったため、
我が国は猛烈な勢いで
「衰退途上国」と化しつつあります。

衰退途上国が「次なる成長戦略」
として飛びつくのが、
「観光」であることは、
歴史が証明してくれています。

もちろん、国民の所得が増大し、
国内観光に行く人が増えた、
ならば話は別です。

とはいえ、衰退途上国の
観光サービスは、十中八九
「外国人様に観光に来てもらおう」
というパターンになるのです。

ギリシャも、ローマも、
イギリスですらそうでした。

まさに、そのままの道を
我が国は進んでいません?

腹立たしいのは、我が国が未だに
世界最大の対外純資産国で、
衰退途上国から「繁栄国」に
舵を切りなおすことは、
政治力さえあれば余裕で可能
という現実です。

緊縮財政路線におさらばし、
日本国民の所得を増やす
政策に転進さえすれば、
日本国は再び「覇権国」
への道を歩み始めます。

結果的に国民の所得が増え、
国内の観光業も
潤うことになるでしょう。

それにも関わらず、政府は
緊縮財政路線を堅持し、
国民の所得を増やす政策には
目もむけず、外国人「様」に
観光に来て頂くインバウンド
とやらで成長すると。

できるはずがないでしょ。

人口1億人を超える国が、
外国人「様」の財布にすがり、
経済成長すること
など不可能なのです。

インバウンド、インバウンドと
繰り返す政治家、官僚、
そして日本政府は、
まさに「衰退途上国」の象徴である
と理解するべきなのです。



by masahirogenki | 2018-07-02 12:18 | 思うこと
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専業農家と横手市議会議員をやっている佐藤誠洋です。


by 佐藤誠洋
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