地震災害列島日本~大阪地震~

 この度の大阪地震でお亡りなられた方々に謹んでお悔み申し上げます。
 怪我をされた方々、被災された方々にお見舞い申し上げます。

 つくづく日本国は地震災害列島であるにもかかわらず、その対策がなされていない国である、と思います。
 日本国中がおめでたいのか、責任という言葉を忘れてしまったのか、誰かの命が犠牲になって初めて行政が動く。

 小学生の女の子がこともあろうに学校の「違法なブロック塀を放置していたために、通学途中に犠牲になった。」
 これまでの地震で、ブロック塀が危険であることは周知されていたのに。だから建築基準法を改正したのに。

 電気・ガス・水道・鉄道のインフラがずたずたになって、普通の生活が出来なくなる。帰宅困難者が出る。企業活動ができなくなる。

 「地震が起きたら、どうするのか。どう対処するのか。どうしなければならないのか。そのためには、どうすればよいのか。」
 「想定」が正しいのか。
 そもそも、「想定」をしているのか。

 「想定」、これは普段の業務においても重要です。
 なぜこの事業を行うのか。 
 「目的」をいつもきっちりと捉えていることです。

 今日の三橋 貴明氏のキーワードは、
 「想像力の欠如」です。

「日本国民は「想像力」を取り戻さなければならない」
From 三橋貴明@ブログ


昨日の朝7時58分に発生した
大阪府を震源とする
マグニチュード6.1(暫定)、
最大深度6弱の地震は、
死者四名、負傷者は三百名を越えました。


『負傷300人超える=4人死亡、
 建物被害も-余震、
 交通混乱続く・大阪地震
 
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018061800880&g=oeq

 大阪府北部で最大震度6弱を
 観測した地震で、
 負傷者は大阪など2府4県で
 計300人を超えた。

 倒壊した外壁の下敷きになるなどし、
 登校中だった小学4年の
 女児(9)ら4人が死亡。

 府などが詳細な被害の確認を急いでいる。

 新幹線は運転を再開したが、
 在来線の一部運休など
 交通の混乱は続いた。(後略)』



特に痛ましかったのは、
記事にもありますが、
高槻市寿栄小学校の高さ3.5メートルの
ブロック塀が、長さ40メートルにわたって
倒壊し、登校中だった女の子が
亡くなってしまったことです。


建築基準法では、2.2メートルを超える
ブロック塀を作ることは
原則認められていません。

さらに、高さ1.2メートルを超す塀には、
強度を補う「控壁」設置の
義務があったのですが、
それもありませんでした。


一体全体、いかなる「感覚」で
よりにもよって小学校の外壁が
「違法壁」になってしまったのか。


地震の際に壊れ、人命を害する
ということを「想像しなかった」
としか考えられず、
本当にいたたまれません。



さて想像といえば、今回の大阪
という人口密集地における大地震を受け、
「世界最大のメガロポリス東京」
で同じ規模、あるいはより規模が大きい
大震災が発生したらと、
想像せざるを得ませんでした。


首都直下型地震は、
先日の土木学会の発表によると、

● 資産被害 47兆円
● その後の20年かのGDPの縮小 731兆円
● 死者 23000人

と、途轍もない被害が
もたらされる可能性があります。


特に、震災による直接的な
人名被害は免れても、
交通インフラが完全麻痺し、
ライフラインも途絶した状況で
取り残される最大700万人(!)の被災者、
650万人(!)の帰宅困難者は、
いかにして生き延びればいいのか。


さらには、首都直下型地震の二倍の
被害が想定される南海トラフ巨大地震。

● 資産被害 170兆円
● その後の20年かのGDPの縮小 1240兆円
● 死者 323,000人


南海トラフ巨大地震は「津波」による
被害が想定されるため、
予想死者数の数が首都直下型地震とは
桁が違います。


この種の災害について「想像」し、
被害最小化のために事前に手を尽くす。

そんな当たり前のことすら
できなくなっている、
世界屈指の自然災害大国。


3.5メートルのブロック塀を
違法建設し、

「地震が起きた際に倒れ、
 子供たちが下敷きになる」

という可能性を想像すること
さえできれば・・・・。


想像力の欠如が、国民を殺している。


大地震は普通に起こりえる。

非常事態は発生する。

という、日本列島に住む限り
失ってはならない「想像力」を、
我々は早期に取り戻さなければなりません。



by masahirogenki | 2018-06-19 12:45 | 思うこと
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専業農家と横手市議会議員をやっている佐藤誠洋です。


by 佐藤誠洋
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