議員研修&総務文教協議会
2015年 02月 11日
昨日(2月10日)は、「ハラスメント対策の実際と課題」と題した議員研修会がありました。講師は群馬県立女子大学の佐々木尚毅教授と秋田県中央男女共同参画センターの佐々木美奈子副センター長でした。 佐々木教授は大館市出身の方で、時おり秋田弁を交えてテンポが良く、分かりやすい講義でした。
1.ハラスメントにはたくさんの種類があること、中でも最も陰湿で厄介なモラル・ハラスメントには気をつけなければならないとのこと。
2、男女平等の世界の取り組みの講義では、「議会政治が社会を変えたヨーロッパ」と題して講義されました。女性議員を一定数割り当てる制度により多くの国で女性議員が活躍していること、そのことで、社会が子供を生み育てやすい国となったとのこと。
3、議会(議員)は社会のリーダーでは、イギリス議会を取り上げ、イギリスでは議員に対して「支持率」の他に「尊敬率」という指標があるとのこと。 「議員は大人中の大人」ということを自他ともに認識しているので、東京都議会のようなセクハラ発言や、怒号議員、号泣議員はありえないとのこと。イギリス国会議事堂には「Be Gentleman ・ Be Gentlewoman」 「紳士たれ・淑女たれ」という言葉が掲げられているとのこと。 ハラスメントや倫理条例なんて、「大人中の大人」には話題にもならないことでしょう。 かくありたいものです。
研修会終了後直ぐに総務文教常任委員会協議会があり、今回は教育委員会の方々との意見交換会でした。「お互いが堅物」というイメージを持っていたのかもしれませんが、市の教育行政のあり方にとって、とても良い意見交換会だったと思います。このような機会は今後も設けるべきと感じました。
来年度予算が決まり、いよいよ3月定例会が間もなく開会します。総務文教常任委員会の付託案件のいくつかでは疑問があります。 良識ある議会にして参りましょう!