市長に監査報告書提出~財政援助団体・三セクなど~
2014年 11月 28日
「かなり踏み込んだ監査を行い、具体的な指摘をした。」 冒頭に代表監査委員の佐々木豊さんが市長に報告書を手渡す際に述べた言葉です。
横手市に限らず、財政援助団体等に関する監査の及ぶ範囲については全国的に議論されており、範囲が広がってきています。基本的には「出納その他の事務」について監査を行う(地方自治法199条第7項)のですが、昨今第三セクターの経営が赤字になり、本来の出資目的に沿った機能が果たされていない、財政出動により自治体運営そのものに支障をきたすといった事が起こり、監査機能の充実が求められています。
本来は、三セクなどの自身の監査機能が十分であれば問題なく、また筆頭株主である自治体の指導管理が適宜適切に行われていればよろしいのですが、なかなか理想通りでは無いのが現実です。
税金を投入していることですから、市民の関心も高まってきています。 「行政が直接事業を行うより効率的で、適当であり、効果が高い。」ことから三セクに任せることです。市が事業効果、住民サービスの充実、費用対効果などの検証を行うことは当たり前のことであり、求められることは経営責任、経営状況を明らかにすることです。
市長の今後の政策を注目しております。