あったか灯油事業に思う~福祉政策~
2014年 02月 04日
「あったか灯油事業」の申請受付も5階の委員会室の一つで行われていました。つえを持った方や、足取りのおぼつかないお年寄りの方々が、エレベーターを降りて、「さて、どこだろう?」という感じで、申請受付場所を探していました。
今回の事業は、対象となる方には郵送でその旨を送り、→申請をする。→5000円の灯油券を渡す。という段取りのようです。
職員のみの対応が大変なら、予算はかかり増しになるでしょうが、郵便局の簡易書留とかで、金券(灯油券)を郵送できなかったものでしょうか。あるいは福祉関係の方々との連携、協力を得られなかったのでしょうか。
この事業は福祉政策であって、(対象者の)どこに線引きをするかで、大いに悩み、対象者を絞り込み、予算を計上しました。 何か特別な事情がない限り、対象者全てに灯油券が行き渡らないといけないと思います。
言い換えると、不用額があってはならない事業であると思います。 たとえば、果樹被害にあった農家に、補助事業の概要を配布して、予算を組んで、その後農家が手をあげるかどうかは、農家の判断です。これは不用額があってもしかたないことです。 そのような「手上げ式」とは異なるのが今回の福祉政策である「あったか灯油事業」なのではないでしょうか。
「5000円の灯油券をもらうためにタクシー代を2000円かけた。」ということはないでしょうが、エレベーターを降りた後の申請者に対するちょっとした気配りの無さを見るにつけ、その覚悟まで透けて見えてしまい、
「市民目線とは?」を改めて感じた光景でした。
昨日の会議中、ある案件で、(職員に対して)「おめだぢの仕事を楽にしようとしているようにしか見えね。」 強面先輩議員(親分)の言葉は、印象深く残りました。親分の言葉や顔は効きますね。ちなみに、私には早過ぎる、先走り過ぎている、なんで急ぐ必要があるのか?いろいろと勘ぐりたくなるような説明でした。