気持ちまで折れそうになる果樹雪害
2013年 11月 14日
「これほど酷いとは!!」です。
ぶどう棚については、3年前の豪雪時よりも被害があるのでは、と感じてきました。
りんごについては、これから主力品種の「ふじ」の収穫を前に、収穫の悦びが一転して、農家が意気消沈しておりました。
雪害から3年経ち、やっと6割まで収穫量の回復を見込んでおりましたが、本当に悔しい初雪でした。
収穫直前ということが、今回の雪害のやきれないところです。
関係各機関には、万全の支援策を講じていただきまして、農家を支えていただきたいと思います。
「この地の農業の衰退はそのまま地域の衰退になってしまいます。」
「農業だけがなぜ優遇されるのか?」経済人の問いには、理解しようとする「日本人力」が必要です。
農業は競争力をつけなければならない産業、他の産業からみればそのように映るでしょう。
そうなのかもしれません。
しかしながら、命のみなもと、人が生き物として生きるための食糧を作っている産業です。
そして、同時に計り知れない自然災害というリスクを抱えている産業でもあります。
「あんたがたは、やりますか?やれますか?」
国はこのままで、食料を外国に委ね、競争力をつけさせるために、国民の命をも外国に委ねてしまうのか。
フィリピンの台風災害では、今も食糧、水が行き届かず、治安が悪化しているそうです。
この地の農業、地域は絶対に守らなければなりません。
多発する様々な自然災害に対して、1、災害に強くする(品種改良、品種選定など) 2、セーフテーネット(行
政において、自然災害発生時に直ぐに対応できる条例の制定、基金の創設など)の仕組みづくり 3、消費
者、国民が日本の農業を守る意味を理解できるように、日本人力を育む教育体制などの整備が必要と思います。
暗くなってもまだ作業をしておられました。 頑張っている農家の方々と握手をしましたが、どの方も凍えるよ
うな冷たい手をしておりました。
(こんな時にもかかわらず、)手を止め、ゴム手袋をはずして、「おめでとう、えがったな。」と手を差し出されました。
、、、、、参っちゃいました。