社説に平鹿町椎茸団地が!~魁新聞~
2017年 07月 15日
感慨深いですね~。
平成15年に「椎茸団地を自分たち(生産者)で作りました。十五野が第1団地、私の所が第2団地です。」国の補助金を活用するために、(事務手続きが煩雑で)農協を事業主体としましたが、今現在まで、我々生産者が自らの責任で個々が経営を行っております。団地とすることで、「ベテランと新人が毎日の情報交換で、ほぼ同じレベルの品質、収量を確保でき、市場から信頼を得ることができ、市場評価が高まる。」ことを期待してのことでした。
特に第1団地の十五野地区は、ホウレンソウ団地が隣接して、さらに、大規模な椎茸ハウスを増設して、見事な一大ハウス団地です。菌床を製造する菌床センターを含めると、100人ほどの従業員、パートさん方を年間雇用しており、経営者たちはたくさんの税金を納めております。
就農して間もなくの25年ほど前、「平場で椎茸?」から始まりました。
全くの手さぐり状態で、「毎日が日々新しい発見、新しい技術、失敗で、毎日が出荷所での情報交換会でした。」
また、近隣先進地はもとより、全国に勉強に行きました。いつの頃からか、自分たち以上のレベルの産地を見ることが余り無くなり、今では「全国から平鹿が注目される産地になりました。」
今改めて振り返ると、「我々一人一人の力の結集の成果。」
「良き人材(内も外も)が年齢に関係なく、同時期に同じ目的、同じ場所にいたこと。」だからここまでこれたと思います。
「知事が日本一を目指す!誠に結構な事」ですが、
椎茸は初期投資が莫大にかかり、半端な気持ちでは止めた方が賢明です。
扱っているものは、「農産品の一つ」ですが、私たちの感覚では、「椎茸工場」です。
でも、やっぱり「生き物」毎年違い、経営を安定させることは本当に大変です。だから大手は今の所、椎茸には参入していません。
「行政が補助金を出して、ちょっとだけ後押しする。」ことは誠に結構なことです。
「椎茸はハイリターン、ハイリスク」の農産品です。よくよく経営感覚が優れて、家族友人等の支えがあり、「やる気という木に、なにくそ!という肥やし」を与え続けられる人材に勧めて頂きたい、ものです。
もう一つ、私たちは、「俺たちは「やっこ」でね、いつか必ず税金でお返しする!」を合言葉に頑張ってきました。
「補助金は、「今、ちょっとの後押し」です。「もらって得したことではない!」」ことです。
「経営は投資の連続です。補助金はそれを後押ししているだけ。」のことを農家(経営者)が一番理解しなければなりません。」
行政は、「補助金の目的、効果」を「秋田県の、横手市の「ありたい農業ビジョン」を見定めて、政策推進しないと、税金の無駄づかいどころか、かまきゃしを作ってしまう、ことを肝に銘じて、「責任ある執行をして頂きたい」ものです。」
横手市は、農林部を創設して4年、「高橋市長は、なぜ農林部を特化して創ったのか。全くその政策意図、目的、ビジョンが不明のまま、「ただ農林部を創っただけ」で、「「思考停止状態」のままで任期を終えます。」
責任はきっと何も感じていないでしょう。「思考停止状態」ですから。
農林部長以下職員の責任かな。
「だって、僕は適切に指示しました。」何をどう指示したかは知りませんが、、、。
横手市独自政策の目玉、、、?
「果樹振興かな!」
「あっ、これは前(五十嵐)市長からの引き継ぎでした。」