厚生視察研修~越前・金沢・加賀~

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越前市にある児童養護施設「一陽」。虐待・疾病・貧困など、様々な事情で、家庭での養育が困難になっている子供たちのための施設です。最大の特徴は「小舎制」であり、一般家庭に近い居住空間で、6~8人程度の子供たちが家庭的に暮らすことができる、ことです。それぞれユニットがあり、玄関がそれぞれあり、部屋は小学高学年以上は個室です。3歳未満児を除き、全員が地域の幼稚園、小、中学校、高校に通う暮らしです。

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社会福祉法人が経営をしています。スタッフの熱い思いが伝わってきました。様々な問題を抱えている子供たちの父親、母親の役割をして、社会に自立していくことを後押しする役目です。スタッフ自身が疲弊しないような工夫を行っていること、採用試験は、ユニット単位の現場メンバーが面接して決めることなど、職員が長く続けられて、能力を上げて行くことを考慮した取り組みが印象に残りました。

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金沢市の「シェア金沢」、社会福祉法人「佛子園」が経営する一つの街という施設です。広大な敷地に、高齢者、大学生、病気の人、障害のある人が分け隔てなく支え合い、共に暮らす街です。

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敷地内にはサービス付き高齢者向け住宅、アトリエ付き学生向け住宅、学生向け住宅、児童入所施設、全天候型グラウンド、お店、レストラン、天然温泉、アルパカ牧場などがあります。

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メイン施設前で。今まで経験したことの無い別空間でした。今後、このような施設は身近になるのか、想像出来ませんが、そもそも社会はこのような(ごちゃまぜな)世界です。人と人とをつなぐ、支え合う、理解し合う、一緒になって街づくりを行う、といった人間関係が希薄になってきているなか、この施設が気づきの場であるのかもしれません。

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加賀市の「高齢者お達者プラン」の研修。介護保険事業は第6期目、第7期に向けてどこの自治体も策定中ですが、加賀市の先進的な取り組みについての研修です。石川県の平均介護保険料は月額6,063円(全国4番目の高さ)、加賀市は5,900円です。施設数がそれだけ多いのでしょうが、施設入所待機者は20名ほど、約1~2か月で入所が可能とは、横手市と比べて驚きでした。
 国の制度改正に合わせて、地域密着型サービス、総合的な支援サービス、予防事業、市民要望の高い居宅型サービスを目指して様々な取り組みを行っておりました。また、二つあった市立病院を一つにした300床の市立病院との連携、介護と医療連携についても学んできました。横手市の介護保険料月額5,708円と比べて、待機者数が10倍の200名、入所が1年待ち。高齢化率がほぼ一緒ですから、どうなんでしょう。在宅介護を進めているなかにあって、療養病床、施設入所の要望が常にあることです。介護保険料の負担を考慮しながら、政治判断することです。

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加賀市役所前で

 10月11日から13日まで、厚生常任委員会の視察研修があり、参加してきました。我々は日程の都合から飛行機で行きましたが、北陸新幹線開業効果で、まちは賑やかでした。3日間お世話になったジャンボタクシーの名物運転手さんのガイドで、北陸の歴史も勉強になりました。
 以上研修報告です。


by masahirogenki | 2016-10-18 07:46 | 活動報告
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専業農家と横手市議会議員をやっている佐藤誠洋です。


by 佐藤誠洋
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