もの申す!「他事業にしわ寄せない」~アリーナ事業~

 昨日(3月5日)は会派代表質問があり、アリーナ事業に関する質問では時間切れで、これから、というところで終了してしまい、議論が核心には至りませんでした。

 その中で、今朝の地元紙に、「他事業にしわ寄せない」という見出しで、昨日の市長答弁が載っておりましたが、この記事だけでは一般の方々が「一方的な情報」を信じてしまう恐れがあるのでは、と思い、投稿いたします。

 「他事業にしわ寄せがない」ことは、「今後10年間は、財政が持つ」ように計画しているからです。

 私のブログで2月19日付「シンクタンク~参謀のあり方~」に財政見通しを載せましたが、確認して下さい。

 平成27年度の借金残高は約700億円、これを計画的に返していって、10年後の借金残高は約580億円。借金はその後も返していかなければなりません。
 対して平成27年度の貯金残高は約120億円(実際は全部入れると177億円ほどあります。)
 10年後の貯金残高は、27億円です。
 支出では、「扶助費」(←社会保障制度=子育て支援、高齢者福祉、障害者福祉、生活困窮者対策などの費用)は、財政計画ではずっと一定額となっています。増加の見込みはないのでしょうか?
 加えて、新たな(10年間の計画に無い)「市民からの要望や、やらなければならない行政サービス」が出てきたら、どうするのでしょうか?

 「10年間は必要な支出に対して足りない収入を、蓄えてきた貯金を食いつくす。」ことで、財政を持たせる。
  このことで、「他事業にはしわ寄せがない」ことに他なりません。

 10年後、この議場には、今の役人の方々は誰もいません。我々もほとんどいないでしょう。
 誰が10年後の責任を負えるのでしょうか。 アリーナは50年はあります。
 そもそも、お金儲けがへたな、発想そのものが無い役人の方々の「経済効果」は果たして信用できるのか。
 横手市が発展するための大きな賭けが、ソフトが未熟(道具としてのアリーナをどう活かすのか、そのためのソフト政策の充実が必要。「スポーツでまちを元気にする条例第5条」)な単なるハード事業でいいのか。

 「自分の家の家計、会社の会計と、市の財政は、同じことです。」
 もしもこれが自分の家の家計だったら。想像してみて下さい。
 社長の「大きな夢」を実現するために、社運を賭けるだけの材料はそろっているのか?失敗すれば従業員とその家族が危機に陥れられてしまいます。それでもついていけますか?

 以上、市民の皆様に、目先のことのみを単純に伝えた、「一方的な報道」に対してお伝えしたいことです。


 正しい情報を伝えて、「それでも必要。」という「大多数の市民」が言うのであれば、前向きにもなろうかと思います。
 「今は、合併特例債の期限に間に合わせるために建てる、だけ」であり、
 「道具としてのアリーナ」を活かすソフトが「後づけである」だけです。建設の財源も余りに単純です。←市長が第5条を出してきて、「議員の政策条例を実現するために建てる。」は心外です。
 第5条は、「道具が目的ではない!」
 「何よりも、大多数の市民に全く情報が伝わっていないなかでは、議論そのものにならない。議論の土台にも上がってない。」ことです。
 このアリーナ事業に限らず、市長のこれまでの重要事業は全て「唐突、中抜け、後づけ」の政策推進であり、危機感を強めています。
 アリーナに関する一般質問は、7日、月曜日、午後2時前後から寿松木孝議員が行いますので、深い議論を期待しています。思いは共有していると思いますので。
 やっと議会中継も、スマートホーンや、アイパッドなどでも見ることが出来るようになりました。見て下さい。
 我々議員の主張、考え方をタイムリーで見て頂き、市長とのやりとりを見て、「税金の使い方」について関心を深めて頂ければ幸いです。


by masahirogenki | 2016-03-05 12:07
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専業農家と横手市議会議員をやっている佐藤誠洋です。


by 佐藤誠洋
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