シンクタンク~参謀のあり方~

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推定約3キロの議案説明会用資料

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やっと出てきた財政計画

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基金(預貯金)残高の推移。 どんどん減ってきて、これが自分の貯金残高だったら、、、恐ろしい。 H37年度の基金残高は、27億。現在(H27年度)は120億、現在より100億近い貯金が無くなります。自分自身だったら、老後は暮らしていけるのか、非常に心配になります。

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地方債(借入金)残高の推移。毎年頑張って「爪に火をともす」ような摂生生活をしながらローンを返済しても、借金の残高が減らない現実。「有利な借金(合併特例債)を借りても借金は借金の実額なので、借りればそれだけ借金として残る、ことから多額の借金残高は簡単には減りません。新聞報道のように、あたかも70億の借金が27億になるわけではないのです。「借金はあくまで実金額の借金を返していかなければなりません。」
H37年度は580億円の借金残高です。この時の生産年齢(15歳以上65歳未満)人口は今より下がり、少子高齢化、人口減少が進んでいます。


 昨日(2月18日)は3月定例会の議案説明会がありました。膨大な資料が配布されましたが、来年度予算についての説明は今回が初めてです。異例です。これまでは、10月頃には来年度当初予算編成方針、並びに財政計画、見通しのおおよその説明があり、その後も何回か精度を上げた説明会が繰り返しありました。

 今回の「定例会直前の1回きりの当初予算の説明」がいかに異例であることか、です。
 提案は市長権限ですので、「組織で決定した政策推進の進め方」なことです。二元的代表制のもう一方である我々は、我々の権限である「議決権で、政策が決定される」ことです。

 さて、今日のさきがけ新聞に横手アリーナについての記事の中で、「合併特例債は借入金の7割が後から交付税算入されるので、市の実質的な負担は3割となる。」とありました。その通りです。
 しかし、お金(交付税)には色がついていません。そして、「借金は借金した実金額です。」
 なによりも、市の財政は交付税頼みです。←仕送りで生活している。
 つまり、仕送りされたお金の中に自分が借金して買ったローンの支払い分が含まれている。すなわち、もらったお金を自由には使えない。ローン分を除いたお金で生活していかなければならない。ことに他なりません。

 EX. 平成37年度(10年後)財政見込みでは、予算規模が460億(収入のうち交付税が160億、率にして34.8%)。義務的経費(人件費80億、扶助費90億、公債費(ローンの返済)65億)合計235億、率にして51%です。(←この数値は、経常収支比率ではありません。)この傾向はどの年度もほぼ同じです。この「義務的経費」の割合が大きいと、「財政の硬直度が高まり」、「新しい行政需要(新規の住民要望など)」に対応することが困難となります。

 「毎年多額のローン返済をしても、借金の残高はなかなか減らず、一方で貯金はどんどん無くなる。」恐ろしい台所事情です。
 市長が「横手市の未来をもっと明るいものにする起爆剤として有利な合併特例債を活用して建設する90億のアリーナ。」 
 「大多数の市民」がこの投資を歓迎するのか? 投資効果は、経済効果(年12億の推計)が持続し、その利益が「大多数の市民」に還元されるのか?建てれば50年はある建物、財政負担の未来への責任は誰がとるのか?
 「私には市長が実績づくりを目に見える形で急いでいるようにしか映りません。」

 「シンクタンク」←さまざまの領域の専門家を集めて政策や企業戦略の策定・提言などを行う調査研究組織。頭脳集団。←広辞苑より

 先日の神奈川県の根本知事補佐はまさにそのような立場の方とお見受けしました。
 今の横手市長には「自費で賄ってでも、最も必要なのがシンクタンク、参謀です。イエスマンの集団は不必要です。」と老婆心ながら申し上げたい今日この頃のおじさんです。


by masahirogenki | 2016-02-19 11:39 | 活動報告
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専業農家と横手市議会議員をやっている佐藤誠洋です。


by 佐藤誠洋
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