「横手市空家等対策計画」に関する意見交換会
2016年 01月 19日
昨日(1月18日)は、表記の会議があり、出席してきました。
横手市の空き家問題の経緯については以下の通りです。
空家等対策については、国も平成26年度特別措置法を施行しており、全国的な問題となっております。
市では、「横手市空家等対策計画」の正式版を28年度中に策定するために、また、条例の改正を行うためにそれぞれの専門的な立場の方々から広く意見を頂くべく「横手市空家等対策協議会」を設置しました。
これまで5回協議を重ねられて、今回は厚生常任委員会の議員との意見交換会となりました。
空家に関しては、悩ましい問題が多くあります。
基本的には「個人の所有物なので、個人で管理して頂く。」ことが大前提であり、行政が民事的なことに介入すべきことではありませんが、危険な空き家などをそのまま放置しておくわけにはいきません。
モラルの欠如は最近多くの場面で見られます。偽装、ひき逃げなどは最たるものです。
また、支払能力があるにもかかわらず、税金の滞納、住宅費、給食費などの未納などもあります。
多くの大多数の善良な市民は苦しくても、「個人の家は個人で管理するのが当たり前。」と頑張っています。
公平性を保つために、モラルが欠如しているような場合は、強く、厳しく対応すべきです。
現在の市の行政処分に至るスピード感は余りに遅く、中身も手緩いのではないのか。
リスクに対する費用意識をこの件に限らず皆さんが持つべきです。
そうした中で市民の安全、安心、公益性の維持のために、必要な政策として「補助金」などの税金の投入はしょうがないと思います。
市には、「覚悟」をもって、「実効性のある計画、条例を策定して頂きたい。」と思います。
28年度からは複式簿記となりますが、行政代執行による費用請求をして、それが未収金となった場合、不良債権(資産)となります。こうしたリスクに応じた引当金の費用計上が請求と同時に必要になるのではないのか、と思います。そうした「覚悟」もこの件に限らず、これからの行政経営には必要です。
協議会の方々には引き続き難儀をおかけします。どうかよろしくお願いします。