総務文教視察~倉敷市・三豊市~

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倉敷美観地区その1

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その2

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その3

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研修その1

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その2

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その3

 11月5日から7日の日程で、総務文教常任委員会の行政視察を行ってきました。
 倉敷市は、重要伝統的建造物群保存地区として全国でも屈指の規模であり、観光客数も全国上位です。今回横手市で、「増田の蔵」が重伝建に認定されたことから、大きく以下の点について研修を依頼しました。
1、住民団体について。2、町並み保存について。3、観光客について。4、予算について。5、課題や問題点について。
 1、については、最も凄いと思ったことは、国の重伝建に選定される何十年も前から、「景観保全をしながらまちづくりを進めてきた。」ことです。高度成長期は、全国で古いものを壊し、どんどん新しい建物を作ることが当たり前だった時に、「残して、活かして、資源としてきた。」ことは先見の明が素晴らしいことです。リーダーである市長が変わろうと、このことを脈々と受け継いできたことは、到底行政だけでできることではありません。
 市民がまちに誇りを持って、「市民力で成し得てきたこと。」を強く感じました。 
 2、については、保存のための条例を市独自で整備し、これに市民や業者が協力してきたこと。その後法的根拠に基づく条例を新たに整備して、「保存しながらまちづくりをしていく」環境を整えていました。例えば、街のあちこちにアドバルンを上げて、これを美観地区から見て目立つような、景観を壊すような高さの建物は作らないように指導する、ネオンなどは位置を変えたり、つけないようにお願いするなど、地道な努力をしておりました。
 3、については、倉敷市の年間の観光入り込み客数はおよそ620万人、このうち宿泊者数は100万人とのことでした。予算、問題点とも絡みますが、「いかに滞在時間を長くし、宿泊客を増やすか」を課題としておりました。他の観光地との結びつき、動線など、規模は違えど、横手市の「増田の蔵」の問題点と同じでした。たくさんある事業の中で、「美観地区夜間景観照明事業」は印象に残りました。 夜の魅力を感じてもらう事業を行い、宿泊客を呼び込もうというねらいでした。
 「我々はあくまで市民についていくだけ。」という担当の方の言葉が残ります。 「市民力」の凄さ、必要性と、そのパワーと一緒になってまちづくりを進める行政のあり方について、今後の活動の参考になりました。

 香川県三豊市は、平成18年7町が合併して誕生した市で、人口6万9千人と横手市と似た市です。
 ここでは、「公共施設の再配置」についての研修でした。 横手市と同様、合併前からの類似した施設が多数存在しており、また施設の老朽化の問題や少子化に伴う学校統廃合による空校舎を含む公共施設の利活用をどうしていくのかという喫緊の重要問題の研修でした。

 1、横手市と同様、普通交付税の合併算定替対象期間が終了し一本算定になると、財政が今以上に厳しくなることから、行財政改革を進めなければならないこと。2、人件費は順調に減ってきているが、物件費(施設の維持管理費)は下がってないこと。3、公共施設がある限り、そこには指定管理が有る無しにかかわらず、人件費、電気代等の施設維持管理費が発生すること。などは、横手市と共通の問題でした。
 三豊市政策部の部長以下管理職、担当係長が対応してくれましたが、 「市長の訓示、思いが職員に行き届き、一つとなって組織が動いている。」印象を受けました。 「臨機応変」というおよそ職員からはあまり聞かれない言葉が随所に出てきて、「最後は市長が責任を取る。」という信頼関係が生まれているなーと感じました。正に「末端まで風穴が空いた組織」であり、この難しい問題は今後も先進事例として全国に知れ渡ることになるだろうと思いました。 このようなぐいぐい引っ張るような組織で無いと、とても「公共施設の再配置」なんぞできません。 ちなみに横手市には公共施設600以上あります。 議論が急がれます。
 また、議会も特別委員会を設置して、よくある「総論賛成、各論反対。」とならない報告を出していることも、この「公共施設の再配置計画」を後押ししていることだと思い、市長の強いリーダーシップの発揮はもちろん議会も見習いたいものと感じました。 お互いが「説明責任を果たす」ことが住民理解に結びつくことです。基本的なことを地道に行うこと。これに尽きる。ことを強く感じました。
 「市民サービスの維持、向上。」をお互いが目指すことが、「オーナーである市民の期待に沿うこと。」基本的な当たり前のことが本当に大事なことであると再認識いたしました。
 以上ご報告します。


by masahirogenki | 2014-11-10 14:51 | 活動報告
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専業農家と横手市議会議員をやっている佐藤誠洋です。


by 佐藤誠洋
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