議会のルールその2~会議のルール~
2013年 06月 06日
さて、今回の議会のルールですが、議会内部についてです。
議会では会議が効率よく、スムーズに、そして議論を深めるためにいろいろと工夫していています。会議規則を設けて、議員に規範を求めております。
工夫の一つが常任委員会制です。現在横手市では、総務文教、厚生、産業経済、及び建設の4つの委員会を設置しており、議長、副議長を含めて議員すべてがどれかの委員会に所属しています。
(そのほかに特別の目的、調査、結果を求めて、特別委員会が設置されます。)
これは膨大な案件を効率よくそれぞれの専門分野の委員会で、詳しく、細部にわたり議論を深めてより良い結論を導き出すための設置、運営です。
ここで重要なワードが「付託」(議案を委員会に付託する、と使います。)です。広辞苑によると、「付託」とは
1、たのみまかせること。依頼。2、議会などで、ある議案を本会議の議決に先だち委員会などの審査にゆだねること。とあります。
ここにあるように、最終的には本会議の議決で決定されることですが、よほどのことがない限り、委員会の決定はそのまま本会議の決定となります。
議員がお互いに「付託」していることですから。違う結果を求める時はよほどの思いで、覚悟をして、本会議に臨むことです。
以上については市長(当局側)から出された提案に対してのことですが、「議会案」というのもあります。
議会案はその通り議会側からの提案です。今議会の最終日に3月議会で議会改革特別委員会(議長からの設置要請)委員長から最終報告があった議員定数条例改正案が議会案として提案されます。 委員長報告を受けて、議会運営委員会が提案する段取りのようですが。
委員会に自分たちの身分についてのことを付託して、皆さん方の意見も頂いて、きちんとしかるべき段取りを踏んで委員長が最終報告をしたわけですから、全会一致(全員賛成)であること以外は本来はありえません。 議員が自分たちから出す議案(しかも身分、議員定数に関すること)を覆すようなことがあったら、横手市議会は市民からの信頼を維持できるでしょうか。 よほどの覚悟をもって臨むことです。
議員一人一人のリーダーシップが求められます!
自らを律することができなくて、市長(当局側)を批判できるのか!!